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【疲れリセット】心が元気になる方法20選

疲労やストレスが押し寄せてひどく落ち込んだとき、あなたはどのような方法で元気になろうとしますか?

上記のような独自の元気になるためのリフレッシュ方法があると思います。

しかし、1つの元気になる方法が、すべての疲労やストレスを解消できるわけではありません。

人・原因・状況によって、適した解消法とあまり効果的でない解消法があるためです。

そこでこの記事は、疲れをリセットして心が元気になる方法を20個紹介していきます。

この記事を読んで、疲れをリセットして心を元気にする方法を増やしてみてください。

目次
  1. 元気とはなにか?
  2. 元気があるといえる条件
  3. 疲れをリセットするための要素
  4. 疲れをリセットして元気になるための自己診断
  5. エネルギー漏れを抑える方法10選
  6. エネルギーを蓄える方法10選
  7. 元気になるための間違った努力6選
  8. まとめ

元気とはなにか?

元気を辞書で調べてみると、次のような意味があることがわかります。

1. 心身の活動の源となる力
2.体の調子がよく、健康であること。また、そのさま
3.天地の間にあって、万物生成の根本となる精気
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%85%83%E6%B0%97/

つまり元気とは、肉体的健康と精神的健康を兼ね備えた状態だということでしょう。

ただここで、「では何をもって健康というのか」という疑問が湧くと思います。

五体満足なら健康なのか、笑えれば健康なのか、落ち込んでいるときは不健康なのか…

何をもって健康というのか、何をもって元気というのかというのは、なかなか明確な線引きができません。

これはその人の解釈の問題であり、「うぉー!がんばるぞ!!」という状態でようやく元気という人もいるでしょうし、「悪いところは特にないかな」という状態を元気という人もいるためです。

しかし、それでは話が進められないので、この記事では次の3つの条件を満たしている場合を健康で元気があると定義づけます。

元気があるといえる条件

ここでは、先ほどお伝えした元気であると定義づけた3つの条件についてお伝えしていきます。

条件①:目先の作業に集中できる

元気がないときは、今やるべきことに集中できなくなります。

その理由として次の2つが挙げられます。

目先の作業に集中できていないときは、自分の元気具合を確かめてみてください。

もしかしたら身体的・精神的な疲れから、作業に集中できていないのかもしれません。

条件②:朝にすっきりと起きれる睡眠が取れる

ぐっすり眠れていることが、元気な状態を作る最重要な条件です。

寝不足だと、精神的な疲労がまったくなくとも何もやる気になれません。

どれほどリフレッシュする機会を設けたとしても、寝不足だといつまで経っても元気になれないのです。

そのため、十分な睡眠時間と質がとれているかが、元気であるか否かを決める重要な要素になります。

朝にすっきりと起きれないのであれば、まずはそこから見直してみてください。

条件③:ポジティブなことを意図的に思いつける

元気である状態と元気でない状態とでは、生じる感情がまったく異なります。

寝不足やストレスフルの状態では、自分や他人の欠点ばかりに目が向き、嫌なことばかり考えてしまいます。

もしもネガティブ思考ばかりが生じるのであれば、それは元気のないサインだと言えるでしょう。

疲れをリセットするための要素

疲れをリセットして元気になる方法は、戦略と手段の2つの要素が掛け合わされています。

ここでは、自分に適した方法を見つけるために、この2つの要素についてお伝えしていきます。

要素①:戦略

戦略とは、どのように疲れを癒すかを決める指針のことです。

具体的には次の3つに戦略に分けられます。

元気になるための方法によって、予防・対処・解決のどれに焦点が当たるかは異なります。

元気になるための方法を模索するときは、自分にはどの戦略が必要なのかを考えることから始めてみてください。

例.上司によるストレス
・予防:下手な上司にならないように根回しをする
・対処:仕事終わりにケーキを食べる、休日は友人と存分に遊ぶ
・解決:上司との関係性を改善する、転職する、受け流し方を身につける

要素②:手段

手段とは、疲れを癒すためのアプローチ方法のことです。

具体的には次の2つのアプローチ方法に分けられます。

元気になるためにはどちらの手段も効果的ですが、ケースによって効果的になりやすい手段と、非効果的になりやすい手段があります。

安定して元気であるためにも、行動と認知の両方の手段を身につけることをおすすめします。

例.上司によるストレスの解決
・行動:上司より上の立場の人に相談する
・認知:上司の何を恐れているのかを明確にして検証する

疲れをリセットして元気になるための自己診断

疲れをリセットして元気になるためには、まずは自分がどのような状態なのかを把握することが大切です。

ここでは、元気がなくなる状態を2つに分けてお伝えしていきます。

状態①:エネルギーが漏れている

エネルギーが漏れているとは、集中したいこととは別の要因にもエネルギーを割いている状態のことです。

たとえば、仕事をしなければならないのに、パートナーと喧嘩したことでやる気が落ちている状態が該当します。

エネルギーが漏れているときは、次のような悩みが多いです。

エネルギー漏れの状態は他に意識が向きやすいことが原因ですので、次の2つの対応策が考えられます。

状態②:エネルギーが枯渇している

エネルギーが枯渇しているときとは、心身が疲れている状態のことを指します。

好きなことにすらやる気が出ずに、とにかく癒されたいと考える状態です。

「残業続きの5連勤をやりきったとき」が、エネルギーが枯渇した状態としてイメージしやすいと思います。

エネルギーが枯渇している状態では、次のような悩みが多いです。

エネルギーの回復量よりも消費量の方が多いことが起因しているので、次の2つの対応策が考えられます。

エネルギー漏れを抑える方法10選

ここでは、エネルギー漏れを抑えるための方法をお伝えしていきます。

今あるエネルギーを1つのことに集中させたいときは、ここで紹介する方法を取り入れてみてください。

効率化①:断捨離をする

考えることが多いほど、エネルギーは漏れやすくなります。

そのため、次のことに関して断捨離をすることは、エネルギー漏れを改善することに有効です。

些細なことにまで意識を向けようとすると、多くのことに振り回される人生になるでしょう。

自分にとっての大切なものとそうでないものを線引きして、大切なものにエネルギーを割ける環境を整えてみてください。

準備中:成長環境の作り方

効率化②:とにかく始める

やらなければならないものがあるときは、作業に取り組み始めることだけを意識してみてください。

作業でもっともストレスが溜まる瞬間は、作業に取りかかる直前だからです。

作業の大変さや、作業による他者の反応などに思考を巡らせているときがもっとも疲れます。

「目の前の作業が嫌だ→でもちょっとやってみる→集中できた」というサイクルが当たり前になれば、作業に取り組む際のストレスを大きく減少させられるでしょう。

準備中:面倒くさいの克服方法

効率化③:不安に対処する

不安とは、ネガティブな未来に焦点を合わせたときの感覚のことです。

恐怖に近い感情ですが、不安は恐れているものが明確ではありません。

不安を感じていると目の前のことに集中できなくなり、悩むことにエネルギーを割き続けてしまいます。

不安を取り除くには、不安の原因を見つけ出し、その原因と折り合いをつけることが有効です。

とても抽象的で漠然とした未来予測にストレスを感じているため、不安の原因をできる限り具体化してください。

不安の特定ができたら、その原因に今後の見通しを持つことで、その不安は小さくなっていきます。

例.不安→具体化→対処
・明日の仕事が不安→失敗が怖い→準備を入念におこなう
・老後が不安→お金がなくなる→老後資金をためる計画づくり
・パートナーとの将来が不安→関係性が崩れる→腹を割って話し合う

準備中:不安や恐怖をエネルギーへと変える方法

効率化④:やることリストを作る

取り組むべきことが次々に湧いてくる状態では、多忙感が生じてそれだけで疲れてしまいます。

「どうせこれをやっても作業は減らない」というように、作業が終わらないことに絶望してしまうためです。

この多忙感への対策には、やることリストを作ることをおすすめします。

ただし単なるやることリストでは次々にやることが加わってしまうため、やらなければならないことをリスト化することが大切です。

具体的には、次の手順でリストを作ってみてください。

  1. 目標を設定する
  2. 目標の達成条件を3つに分解する
  3. 3つの達成条件を達成するためだけの作業をリスト化する

準備中:計画の立て方

効率化⑤:スケジュール管理をする

自由であればあるほど、思考が分散してしまいエネルギーロスの原因になります。

エネルギーを一手に集中させるためには、「今から何をするか」という制限をかけることが必要です。

この制限をかけるための有効な方法に、スケジュール管理をすることが挙げられます。

あらかじめ予定を組むことで、次の2つの思考を阻止できてエネルギーロスを防げるでしょう。

準備中:理想のスケジュールの立て方

効率化⑥:行動をパッケージ化する

行動をパッケージ化するとは、複数の行動を1つにまとめ上げることを指します。

「服を着る、財布を持つ、歩く、選ぶ、買う、帰る」という行動を「買い物」に一括りにするということです。

行動の細分化は取り組みやすさを生み出しますが、細分化されただけの行動は多忙感を生じさせます。

そのため、1つの行動にパッケージ化することで、「今日は買い物と掃除をしよう」というようにシンプルに考えられて忙しさを感じづらくなるのです。

パッケージ化するためには、自分がいつもおこなっているタスクを洗い出して、パターンごとに分類するとよいでしょう。

このパッケージ化した行動を無意識的におこなえるようになると、それは習慣化された行動になります。

準備中:習慣化の方法

効率化⑦:自分の視野を広げる

次のように問題に対してイライラするときは、ネガティブな部分から焦点を外せなくなっていることが原因です。

このイライラを抑えるためには、視野を広げて焦点を外す必要があります。

視野が広がることで、「深刻な問題」から「それほど深刻ではない問題」と捉えられるようになるためです。

視野を広げるためには、次の5つのような思考によって焦点をずらすとよいでしょう。

準備中:問題解決の基本

効率化⑧:自分の価値観を明確にする

価値観とは、自分にとって大切な想いのことです。

価値観を満たす行動であるほど充実感を抱くため、自分にとって大切なものを見極める判断基準になります。

たとえば、次のうちどちらの人生の方が充実感を抱けるかは、その人のもつ価値観によって変わるということです。

自分の価値観を見つけるためには、価値観リストを観察して、ピンとくるものを選んでみてください。

そして、価値観の定義を自分なりに考えることで、自分が求める価値観を明確にできます。

準備中:価値観の見つけ方

効率化⑨:モヤモヤ思考から抜け出す

嫌なことが起きたとき、それを引きずってしまうことがあります。

次のように、起きた不満がずっと頭をぐるぐる回っているような感覚のことです。

このモヤモヤ思考はエネルギーを浪費している状態であるため、スイッチを切り替えるかのように思考を手放すことが元気になるためには重要になります。

モヤモヤ思考を手放すためには、次の3つの方法がおすすめです。

効率化⑩:自分の想いをしっかりと伝える

相手の行動が気になるときは、自分の想いをしっかりと伝えることも効果的です。

自分の想いは案外相手には伝わっておらず、それが原因で相手は気になる行動を続けているのかもしれないためです。

しかし、頭ごなしに想いを伝えるだけでは、言い争いになり、関係性が悪化する恐れがあります。

自分の想いをただ伝えれば良いわけではなく、相手が受け入れやすいように伝えることが大切です。

相手が受け入れやすいように伝える方法として、アサーティブコミュニケーションが挙げられます。

アサーティブコミュニケーションとは、攻撃や迎合をするのではなく、率直に相手に自己主張をするためのコミュニケーション方法です。

このような想いを伝えるコミュニケーションを身につけることは、人生における大きなストレス源である人間関係を根本的に改善することにつながるので、ぜひともチャレンジしてみてください。

エネルギーを蓄える方法10選

ここでは、エネルギーを蓄える方法をお伝えしていきます。

元気がなくてエネルギーをチャージしたいときは、ここで紹介する方法を取り入れてみてください。

チャージ①:適度な睡眠

元気になるためには、まずは睡眠を整えることをおすすめします。

睡眠不足であるときはどんなことをしても元気になれず、次のようなデメリットが生じてしまうためです。

適度な睡眠時間は人によって異なるため、まずはもっとも多くの人が該当しやすい7~8時間睡眠を試してみてください。

その睡眠時間のコンディションを10段階で評価して、その睡眠時間を基準にして他の睡眠時間にも挑戦してみましょう。

また、夜間の睡眠だけではなく、昼寝を取り入れることもおすすめです。

昼寝をするときは、次の3つのポインㇳを把握しておきましょう。

チャージ②:適度な運動

悩みを忘れて1つのことに没頭することで、思考がリセットされます。

また、適度な運動は身体が高揚することも相まって、精神的な元気さを取り戻すことに有効です。

どのような運動でもよいですが、運動した後にストレスを感じずに、むしろスッキリするような運動を選んでください。

ウォーキングのようなゆったりとした運動は、ストレス解消以外にも発想力を活かしたいときにおすすめです。

チャージ③:報酬を味わう

報酬を味わうとは、「行動をしてよかった」というように実施した行動に意味を見出すことです。

人は意味のある行動であるほど内発的なエネルギーが生じるため、元気さを取り戻せます。

具体的には、次のようなものが報酬として挙げられるでしょう。

報酬は意図的に味わうことで、その効果を何倍にも上げられます。

行動に伴う報酬を認識して十分に味わう習慣を身に付けることは、エネルギーを回復する機会を増やすことにつながるでしょう。

準備中:モチベーションの高め方

チャージ④:成長を感じる

計画が前に進み、実力が向上していると実感するほど、内側からエネルギーが湧いてきます。

成長を実感するには、次の2つの視点から変化を確認することが大切です。

「成功 or 失敗」という結果だけのゼロイチ思考だと、失敗への恐れが強くなります。

しかし、失敗のなかにある成長に焦点を合わせられるようになれば、失敗も自分の糧になるものだと捉えられて、挑戦するためのマインドを身につけられるでしょう。

準備中:自己成長とは

チャージ⑤:よい未来を期待する

ポジティブな未来を期待できれば、内面にエネルギーが湧いてきます。

次の2つの感覚によって、「やらされている感」から「やりたい!」というふうに動機づけが強まるためです。

ポジティブな未来を期待するには、理想を描き、実現できると思える工夫を施すことが重要です。

まずは、他人軸ではなく自分軸の望みを言語化することから始めてみましょう。

準備中:理想の描き方

チャージ⑥:他人のための行動をする

自分のためではなく、他人のための行動をしたほうがポジティブ感情が増加して自分の幸福度が高まると言われています。

ポジティブ感情の増加はストレスを軽減する効果もあるため、利他的行動は幸福度の増加に加えてストレス軽減の効果があるといえるでしょう。

利他的な行動における大切なポイントは次の3つです。

チャージ⑦:元気が出る行動をする

思考や感情とは関係なく、自然と元気になる行動があります。

自分1人では行き詰まりを感じているときは、次の方法でエネルギーをチャージしてみてください。

チャージ⑧:自分にご褒美を与える

疲れたときは自分にご褒美を与えてみてください。

ご褒美の内容は、疲れ具合を5段階で評価して、その評価にふさわしいご褒美にするのがおすすめです。

例.疲れ具合→ご褒美
・2:少し疲れた→近くにある緑が多い公園を15分散歩する
・4:非常に疲れた→有給を取って海外旅行に行く

どの行動がその程度の疲れを癒せるかを理解することは、ストレス発散のための効果的なツールになります。

また、疲れたらそれに相応しいご褒美があると分かっていると、疲れること自体への嫌悪感が減り、努力することがポジティブな要素として捉えやすくなるでしょう。

チャージ⑨:刺激的な出来事を味わう

刺激的な出来事とは、非日常的で、ほどよい緊張感が味わえるイベントのことです。

普段とは異なる視点を持てることが重要であり、出来事におけるポジティブさやネガティブさはそれほど問題ではありません。

刺激的な出来事を体感することで、次の2つのメリットが生じます。

刺激的な出来事が効果的な場面は、次のようなケースです。

問題に行き詰ったときに、都合よく刺激的な出来事が生じることは滅多にありません。

嫌なことが起きたときにすぐ刺激的な体験ができるように、味わってみたい新しい挑戦リストを作っておくことをおすすめします。

チャージ⑩:新しい人間関係を構築する

自分と同じ価値観を持つ人とつながることは、内発的なエネルギーを生じさせます。

自分の価値観を理解し、共感してくれることで、表現したい自分をさらけ出すことができるためです。

人の価値観は大きく変わりませんが、重要度の順位が時間とともに変動します。

そのため、今大切にしたい価値観を明確にして、その都度同じ価値観を持つ人との関係性を構築することをおすすめします。

元気になるための間違った努力6選

元気になる方法は人それぞれであり、自分に適した方法を見つけ出すことが重要です。

しかし、むしろ悪影響を及ぼす方法もあるため、ここではおすすめしない方法として紹介していきます。

間違った努力①:やけ酒

落ち込んだり、怒りが爆発したりするような出来事があると、お酒を飲んでパーッと忘れるという風習があります。

お酒の席は楽しいですし、一見ストレス軽減対策としては効果的なように見えるでしょう。

しかし、そのストレス軽減効果は一時的です。

過度な飲酒は、嫌な記憶を消す効果を低下させて嫌な記憶を定着させるため、むしろストレスが増大する可能性が高まります。

嫌な出来事が起きたときは飲酒は控えめにして、他の楽しいことを実施することをおすすめします。

間違った努力②:責任転嫁する

後悔からその原因を突き止めようとすることがあります。

これは問題解決するためには妥当な方法ですが、次の2つの理由から自分がコントロールできる範囲の原因だけを考えなければなりません。

自分の外側が原因だと断定することで、ストレスの原因から自分を切り離し、被るダメージを抑えられます。

しかし、それにより他者への憎しみが増大するのであれば、あまりよい方法ではないでしょう。

他責と自責を極端に考えるのではなく、しっかりと線引きをして、自責の部分にだけ焦点を当ててみてください。

準備中:他責思考の直し方

間違った努力③:他人に愚痴る

嫌な出来事を他人と共有することで、気持ちをスッキリすることができます。

本当に苦しんでいるときは一旦その重荷を切り離す作業が必要なため、元気になるための効果的な方法です。

しかし、このスッキリ感は一時的であり、愚痴を吐く行為には次のようなデメリットが生じます。

ラクになることを目的に他人に愚痴を吐いても、その結果は長く続きません。

愚痴を吐いて気持ちがラクになったら、次の5つのことも併せて相談することをおすすめします。

間違った努力④:受動的な休日

疲れきった夜間や休日に、だらだらとベッドの上で過ごしてしまうことがあります。

しかし、この休み方は身体だけが癒される行為であり、精神的な元気さを取り戻すことはできません。

むしろ「何やってるんだろう感」が強まり、自由感や自己決定感を損なってストレスが増えてしまいます。

休みの取り方は、大きく分けて次の2つです。

精神的な元気さを取り戻すためには、主体的な休みを取ることが効果的です。

そのためにも、自分の欲求をリスト化して、自分のための休み方をアレンジしてみてください。

間違った努力⑤:怒りをぶつける

嫌な出来事が起きたとき、次のように怒りをぶつけるストレス解消法があります。

このストレス解消法は「プライマルセラピー」と呼ばれるアプローチで、かつてはセラピストによって推奨されていた方法です。

しかし、プライマルセラピーをおこなうと怒りが落ち着くどころかむしろ増大化され、攻撃性が増すという指摘がされています。

また、プライマルセラピーは、周囲の人にも危害を及ぼす恐れがあるため、あまりおすすめはできません。

モノや他者を攻撃して冷静になったという成功体験を再現しようとする場合は、その行動によって自分や周りがどう変化したのかを一度観察してみてください。

準備中:360度フィードバックとは

間違った努力⑥:リベンジ夜更かし

リベンジ夜更かしとは、日中に自分の時間が取れなかったために、寝る時間を削って遊んでしまうことを指します。

しかし、リベンジ夜更かしは次のようなネガティブループに陥る原因です。

  1. リベンジ夜更かしで自分を癒そうとする
  2. 寝不足になる
  3. 仕事のパフォーマンスが落ちる
  4. 他者との関係性が崩れる
  5. ストレスが増大する

リベンジ夜更かしは、「自分のために時間を使えば使うほど癒される」という勘違いがもととなっています。

そのため、リベンジ夜更かしをしないためにも、「1日に必要な癒しの時間」を明確にすることから始めてみてください。

また、今の環境が苦しいのであれば、その環境を変えることも検討する必要があるかもしれません。

まとめ

疲れをリセットして元気になる方法をお伝えしてきましたが、すべての問題、すべての状況、すべての人に有効な方法は存在しません。

お伝えしたどの方法も、効果的だと感じる人もいれば、非効果的だと感じる人もいるはずです。

たとえ「元気になるためにおすすめしない方法」でも、人によってはむしろ元気になるという可能性があります。

「その場の心の元気さ」「その後の心の元気さ」を基準に考えて、自分でさまざまな方法を試すことが大切です。

さまざまな状況ごとの、自分なりの元気になる方法を見つけることができれば、どんな困難な課題も乗り越えられるようになるでしょう。

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