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やりたいこと探しを終わらせる方法

フリーランスや事業主は、次のことを考えるとき自分のやりたいことを見つけることが必要な段階が訪れます。

しかし、やりたいかもしれないことを見つけては、「なんか違いそう」「これでは稼げなさそう」という考えがよぎり、やりたいこと探しを終えられなくなるものです。

見つけては消すということを繰り返していくうちに、「やりたいことが見つからないから今のままでいいや」と現状維持を正当化してしまっている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、やりたいこと探しを堂々巡りせずに終わらせるための方法をお伝えしていきます。

次のような悩みがある方は、ぜひとも一読してみてください。

やりたいこと探しを終わらせる5ステップ

やりたいこと探しを終わらせるためには、次の2つの工程が大切です。

ここでは、その2つの工程を5つのステップに分けて紹介していきます。

手順1:元気になる

元気になるとは、心と身体が健康的であるという意味です。

具体的には次の3つの状態のことを指しています。

やりたいこと探しをするうえで、もっともよくある悩みは「面倒くさい」という感情です。

この悩みの原因の多くは、心と身体に元気がなく、やりたいと一瞬思いついても「今ではない」と判断してしまうことにあります。

つまり、疲れ切ってしまっているからフットワークが重くなり、新しく何かをすることよりも、自分を癒すことを優先させたいと考えてしまうということです。

このことから、まずは元気になることがやりたいこと探しをするときの最初のステップになります。

次のような行動で自分を癒し、心から「何かを始めたい!」と思える状態を作ってみてください。

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手順2:何かをすると決める

元気になって「なにかを始めたいな」「なんか物足りないな」と考えられるようになったら、何かしらに挑戦してみると決断しましょう。

「年3回は新しい挑戦をしてみる」というように何かをすると決めてしまい、「やる/やらない」の葛藤を手放すのです。

というのも、やりたいこと探しを始めると、一生を費やして夢中になれることを見つけようとしてしまいがちです。

しかし、そんな天職のようなものはそうそう巡り合えません。

「やりたいことが見つからないから何もしない」と足を止めると、何の経験も培われずに焦りばかりが強くなり、空回りする人生になってしまいます。

自己分析をしてやりたいことを絞ることは大切ですが、実際に試さなければ何も分かりません。

「本当にそれをやりたいか分からないけど、それをやってみる!」という覚悟を決めるためにも、何かをするという決断をしておくことが大切になります。

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手順3:時間をつくる

「いつかやろう」と考えてしまうのも、やりたいこと探しをするうえでの重大な障害です。

やりたいと感じるものの多くは賞味期限のようなものがあり、早ければ1日も過ぎればモチベーションが下がってしまいます。

今は時間がないからそのうちやろうという先延ばし思考は、やりたいこと探しの天敵ともいえる存在です。

先延ばし対策のためにも、やりたいこと探しをするときは、時間的余裕をあらかじめ作るようにしてください。

「今は忙しいからいつかやろう」ではなく「やりたいと感じたときに即実行できる」という余裕のある生活でなければ、新しい挑戦をすることが難しいためです。

ただし、時間がありすぎる場合も、今度は「いつでもできるから後でやろう」という先延ばしの原因になります。

ほどほどに忙しいぐらいが、やりたいこと探しをするうえではちょうどよい環境であることを覚えておきましょう。

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手順4:やってみたいことを列挙する

手順3まででやりたいこと探しの土台ができあがったら、ようやく自分のやりたいことを列挙していきます。

このとき、一生を費やしてでもやりたいことを探そうとするのではなく、少し興味・関心があるものを列挙するようにしてください。

やりたいことではなく、試しにやってみたいことを列挙するということで、より多くの案を思いつけるためです。

やってみたいことが思いつかない場合は、後述する「直近でやりたいことを見つけるための3つのツール」をお試しください。

手順5:実行して報酬を味わう

やってみたいことを列挙したら、そのリストからやってみたいことTOP5を決めて、上から順に実行していきましょう。

やってみたいことをランキング化するときは、損得勘定を一旦抜きにして、自身のトキメキを感じ取ってみてください。

そして、そのトキメキを言語化して、やってみたいことから得たい報酬を言語化してみましょう。

例.ゲーム実況をしてみたい→なぜだろう?→自分を表現したいから!

また、やってみたいことを実行したら、しっかりとその体験を感じ取ることが大切です。

ゲーム実況に挑戦したならば、ゲーム実況自体の体験はもちろんのこと、次のような報酬的な反応をしっかり味わうということです。

報酬を味わうことで、初めてその挑戦が自分の求めているものかどうかを見定められます。

逆に言うと、何かに挑戦したならば、報酬を得るまで続けなければ本当にそれがやりたかったことなのかを見定めることができません。

挑戦する種類によりますが、ビジネス的な挑戦の場合は報酬的な反応を得られるまでの多くの時間や労力を要しやすく、そこにたどり着くまでのハードルが高い傾向があります。

挑戦の継続が困難だと感じるようならば、継続を支援してくれるコミュニティに参加したり、コーチングを依頼してみたりするとよいでしょう。

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やりたいこと探しが終わらない5つの理由

やりたいこと探しに関する陥りがちな罠を5つ紹介していきます。

やりたいこと探しのステップをおこなっても、この罠に躓くとやりたいこと探しを終えられないので確認してみてください。

理由1:変化を望んでいない

「何かしたい!」と考えつつ、本当は変化を望んでいないパターンがあります。

現状に不満はあるけれど、失敗するのが怖くて消去法的に現状維持を望んでいるという場合です。

たとえば次のようなケースの人は、このパターンに該当するといえるでしょう。

変化を望んでいない状況では、「挑戦しないためにやりたいこと探しを終わらせないほうが都合がよい」と考えがちです。

やりたいことを見つけてしまったら挑戦しなければならないため、次のような言い訳を並べて決断を先延ばしにするのです。

「〇〇がないから挑戦しない」と考えているなら、それは変化を望んでいないサインかもしれません。

その場合は大きな変化を起こすための挑戦をするのではなく、目を背けようとしている現在の不満や課題の解消に焦点を合わせたほうがよいでしょう。

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理由2:行動するまでの閾値が大きすぎる

人には行動するまでの閾値が存在します。

次のように、実際に行動するまでのハードルが人それぞれ異なるということです。

やりたいこと探しで手間取る人の多くは、行動するまでの閾値が大きすぎるため、「本当にこれがやりたいことなの?」と考えることに時間を費やしてしまいます。

悩んでいるうちにトキメキの賞味期限が切れ、「やっぱりやりたいことではない」と確信してしまい、計画段階から出られなくない状態が継続してしまうのです。

特にビジネスの方向性を考えるときは、新しい挑戦における次の要素を予測しなければならず、より一層慎重になって腰が重くなりがちです。

しかし、やはり行動しないと時間ばかりを浪費することになります。

ですので、行動するための閾値を低くするために以下のようなルールを作り、行動しやすい環境を整えてみてください。

ちなみに、よくあるやりたいこと探しの躓きポイントとして「趣味にしたいのか仕事にしたいのか問題」があります。

「絵を描きたい」というやりたいことが、次のどちらなのか混同しているようなケースです。

このケースは「本当は〇〇で稼ぎたいけど、〇〇で大きく稼ぐのは難しいだろう」という思い込みから発生しやすく、稼ぎたいけど稼げないというジレンマによって悩み続けてしまいます。

この場合の解決策としては、次の3つが挙げられます。

いずれにしても、まずは「やりたいことをやって稼げている人」を探し、自分にもできそうか否かを調べてみるとよいでしょう。

自分にもできそうだと感じたのであれば、まずは小さな実験から始めてみてください。

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理由3:自分の欲求に気づけていない

「何かやってみたい!」と感じても、以下のようにその挑戦から得たいものは人によって異なります。

「本当に得たいもの」がやりたいこと探しの指針になり、その指針によって挑戦すべきことが変わるのです。

「何かやりたい」というフレーズは、ひどく曖昧でむしろ人生迷子に誘います。

人生迷子にならないためにも、次の分析によって「何かやりたい」に秘められた自分の欲求を見つけてみてください。

https://www.hitobosi.com/ideal-future

理由4:有害な幻想を信じている

やりたいことの有害な幻想として、次のような思い込みが挙げられます。

しかし、実際はそんな自分にぴったりなやりたいことは存在しません。

やりたいことをやっているからといって、退屈なことや辛いこと、難しいことや納得できないことは山のように立ち塞がります。

つまりやりたいこととは、「数ある選択肢の中でこれを選びたい!」という程度のものでしかないのです。

やりたいことにそれ以上のことを求めてしまうと、それは魔法の杖を見つけようとしているのと同義となり、いくら探してもやりたいことを見つけられなくなります。

有害な幻想に振り回されないためにも、「やりたいことが見つかったらどんな人生になるのか、どんな感情を味わえるのか」をイメージし、それが現実的か否かを検討してみてください。

理由5:ハネムーン効果に振り回されている

ハネムーン効果とは、新しい試みに対しては満足度が高くなりやすい現象のことです。

例.ハネムーン効果
Webライターとしてフリーランスになったときは楽しかった。
しかし1年もしたら物足りなく感じるようになり、やりたいことではないと考えるようになった。

新しい挑戦をした直後というのは状況の変化自体に満足するため、それが「やりたいこと」と錯覚する原因になります。

しかし状況の変化に慣れてしまった後は、その満足感もなくなって退屈な日々と感じるようになり、また新たな状況の変化を探しに「やりたいこと探し」をおこなうのです。

やりたいこと探しをするとき、次のサイクルを求めると、永遠にやりたいこと探しを終わらすことができません。

  1. 挑戦
  2. 変化に満足
  3. 変化に慣れる
  4. 退屈
  5. ①に戻る

ハネムーン効果に振り回されないためには、変化への動機を言語化することが重要です。

次のうちのいずれなのかを検討してみてください。

直近でやりたいことを見つけるための3つのツール

ここではやりたいことを列挙するのに役立つ3つのツールについてお伝えしていきます。

ツール1:マズローの5段階欲求

マズローの5段階欲求とは、以下のように人間が満たしたいと感じる欲求を分類したものです。

マズローの5段階欲求からやりたいことを見つけるには、自分がもっと満たしたいと感じる欲求を各段階で考える必要があります。

各段階で不足した欲求を出したら、その欲求をどうやったら満たせるのかを考えていきましょう。

その欲求を満たすための行動が、これからやってみたいことの候補になります。

例.段階→欲求→対策
・生理的欲求:もっと睡眠を取りたい→仕事を効率化する
・所属と愛の欲求:孤独で虚しい→趣味友を見つける

ツール2:ライフバランス

ライフバランスとは、人生の要素を6つに分解したものです。

ライフバランスからやりたいことを見つけるには、ライフバランスにおけるそれぞれの要素に満足しているかを100点満点で自己採点してその理由を考えていきます。

たとえば、「現状、仕事に満足しているか?」と自問し、「70点。内容には満足しているが成長と報酬が物足りない。将来に不安がある」という具合です。

この方法をおこなうことで、自分にとってのよりよい人生を築くために必要な課題を炙り出せます。

そしてその課題を解消することが、やってみたいことの候補として挙げられるでしょう。

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ツール3:人生分析

過去の振り返りとは、自分の人生を振り返り、年ごとに充実度を採点する方法です。

具体的には次の手順でおこなっていきます。

  1. 0歳から現在の年齢まで充実度を採点する
  2. 充実度が高かった年、低かった年を分析する
  3. 明らかになった価値観や信念をもとに、現在と未来を分析する
  4. 理想の未来を描く
  5. 理想の未来にたどり着くための行動リストを作り実行する

自分にとっての重要な価値観や信念を明確にするためには、次のことを自問自答してみてください。

この人生分析は、とくに自分で商品を作り売ってみたい方におすすめです。

自分が向き合った大きな壁とその乗り越え方についてを商品化することで、リアリティと情熱のある商品が作れます。

「自分と同じような苦難に直面している人の手助けをしたい!」と考えている人は、ぜひともこのツールを活用して商品設計をしてみてください。

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やりたいこと探しの完了には実行が欠かせない

やりたいこと探しを完了させるには、次の工程が必要です。

  1. 自己分析する
  2. やってみたいことの案をたくさん出す
  3. 報酬を味わうまで1つひとつ実践を継続する
  4. その実践を振り返って自分の求めているものを見つけていく

机の前で頭をひねっているだけでは「やりたいこと」は見つかりません。

実際に行動して内省して「自分が本当に求めているもの」を見つけることで、ようやく「やりたいこと探し」は完了するのです。

しかし、この工程の実行は非常に困難であり、多くの人がやってみたいことを1つか2つ思いつくところでやめてしまいます。

たとえ行動できたとしても、その行動を振り返られないため「なんか違う」というような表面的な発見だけで終えてしまうものです。

もし真剣にやりたいこと探しをおこないたいのであれば、その工程を支援してくれるコミュニティーに加入したり、コーチングのサポートを受けたりすることをおすすめします。

誰かに現状を話すだけでも「やりたいことのヒント」は見つかるものですので、友人に相談したり、体験コーチングに申し込んだりするのもよいでしょう。

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